これはびっくりツバメの巣

 ツバメの巣は、中華料理では最高級の食材とされています。 古来、宮廷の最高の食材として、珍重されてきました。 ツバメの巣と言っても、日本の家屋の軒下にツバメの造ったドロの巣ではありません。 しかし、そのツバメの巣へ毎年、地図も持たずに、海の上を何千キロも飛んでツバメはやって来るのですからツバメは超能力を持っているのでしょう。

 中華料理の最高級食材を提供するツバメは南の方に住んでいるアナツバメと言われる種類のツバメです。 真っ暗な洞窟の中で何万羽ものアナツバメが飛び交いぶつかることはありません。コーモリのように音波信号によって飛行できる特殊能力を持っているからです。 通常、巣にとまらず寝るときも飛び回っているアナツバメですが、産卵期になると巣を作ります。 巣作りは雄ツバメの仕事で、唾液腺から出る粘度の高い分泌物を固めて、生まれてくる子供のための巣を断崖絶壁に作ります。 幼鳥が巣立つと、巣は放棄されます。 それを、採取して絶品料理の食材とするのです。

 高い絶壁の上に造られた、ツバメの巣を採取することは命がけの仕事です。昔、中国の皇帝はこのツバメの巣を密漁されないように厳重に管理していました。 現在でも、密猟者を寄せ付けないためツバメの巣の採取場所には銃を警備員が配置されています。 実は、このツバメの巣には、人間の健康に欠かせない糖鎖という有効成分が豊富に含まれていると言う事が明らかになり、ご馳走よりも健康食品として脚光をあびています。

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