アレルギーは自己免疫疾患!

 現在ではアレルギーによる病気が非常に増え続けています。アレルギーというのは基本的には免疫反応の一つです。つまり、免疫反応に異常をきたし自分自身の組織を壊してしまうのがアレルギーです。アレルギーによって起こる症状には、アトピー性皮膚炎、喘息、鼻炎、腸炎、結膜炎、ひどい場合には精神的症状も現れます。

 現代ではこうしたアレルギーによる病気が非常に増えています。最近の調査によると約三人に一人の割合でアレルギーを持っていると言う結果が出ています。

 アレルギーの増えた原因として先ず第一に挙げられるのは、遺伝的な要因です。例えば、両親が喘息持ちだったとすると、子供も50%以上の確立で喘息を起こすようになるといわれています。しかし、この四〇~五〇年で我が国におけるアレルギーに関する遺伝的背景が変ったとはいえません。ですから、遺伝的な要因以外のものが加わって、アレルギーが急速に増加したと考えられます。

 アレルギーが増加した要因として考えられるのは、栄養状態、環境やストレスなどといった複合的要因の変化です。卵、牛乳、肉といった栄養価の高い動物性蛋白質を食べる機会が増え、免疫系が増強されました。その結果、病原菌への抵抗力が高まり、現在の平均寿命の伸びに大きく貢献しました。しかしながら、同時にアレルギーも起こしやすくなってしまったのです。つまり、免疫反応が賦活(活性)化するということは、アレルギー反応も賦活化することと同義なのです。

 環境についていえば、ストレス、大気汚染、ディーゼル車の排気ガス、農薬、食品添加物などが挙げられます。また、都市に住み、毎日満員電車に揺られて通勤するのと、郊外でのんびり生活するのではストレスの度合いにも大きな違いが生じることは明白です。神経がアンバランスになると、免疫系もバランスを崩してしまうのです。

 アレルギーはそのため、現代病とも言われています。

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